人を大切にする安全創造企業

Context:1
JR九州旅客鉄道株式会社

Q1:

九州旅客鉄道株式会社ってお二人にとってどんな会社ですか。

入社当時は、鉄道事業だけをやっている会社と思っていました。

しかし、実際に入ってみると鉄道以外の領域が多種多様にある会社というのが意外だった。そういう意味では、いろいろな可能性のある会社だと感じています。そして、自分自身が今思っていることは、今やらせて頂いている人事という役割において、一層、鉄道事業に関わりたいと思っています。

「一層、鉄道事業に関わりたい」という背景、もう少し教えてください。

JR九州という会社は、鉄道事業を根幹としてスタートしたからこそ、「安全」をとても大切にしています。そして、この「安全」を大切にし、少しでも高いレベルに挑戦し続けたからこそ、現在も鉄道事業を継続できていると感じています。

そして、鉄道事業があるからこそ、他事業ができるようになり、現在では他事業の規模が大きくなった次第です。その背景を考えると「安全」が我が社の最も大切なことであり、改めて「安全」という根幹を生み出してくれた鉄道事業にお役立ちできたらと思っています。

わーすごいですね。「安全」という奥深さを考えさせられますね。

川畑さんはいかがですか。

私は契約社員として入社しましたが、正社員を目指し、有難いことに正社員になることができました。その過程の中で、JR九州は可能性がある会社だと、自分が成長できる場所なんだなと感じました。

実は私、JR九州と同じ年なんですね。ふと、会社のことを振り返ると、常に考え方を変え続けながら進んでいるなと思いました。これってすごいことだなと。未来を考えると、もっと学び、もっと成長し、もっと社会にお役立ちできるように会社が発展していくのではないだろうかという可能性を感じています。

Q2:

御社の「安全創造」という言葉、大好きなのですが、その意味やできた背景を少し教えてください。

「安全」というのは言葉は、昔からある言葉ですよね。JR九州においても、最も大切にしてきた言葉ですが、平成14年に大きな鉄道人身事故を起こしてしまいました。このような悲しみを生む出来事を絶対に起こしてはならない、さらに安全に対する意識を持つためにはどうすれば良いのかを全社で考えました。

社内の言葉にはなりますが、「安全」は当たり前になりやすく、眠りやすい。自分が創り出してくという意識が強く必要だと考えた結果、「安全創造」という言葉が生まれた背景があります。

私たち社員が安全を創造する。「想像」ではなく、「創造」です。創造という言葉の中に自分が創る、自分が創っているという意識が存在しています。「安全創造」という言葉を存在させたことにより、より一層社員の意識が引き締まっています。実際に、その形として、安全標語、写真、ポスター、発表会(安全など)の全社大会を社員が主体的に行ない、職場の改善、社風の強化を行っています。

Q3:

日本のインフラの安全を支えている御社の人財教育はどのようにやられているのですか。

「安全」に関して言えば、先ほどお話しした発表会などに加え、2年に1回の「安全創造」を全社員に行っています。

「全社員ですか!?」

はい、全社員です。

放っておくと、「安全」は眠りやすいので、何度も何度も何度も、起こすことを徹底しています。

研修内容で特に意識しているのは、知識だけではなく、当事者意識を持って臨めるように工夫しています。具体的には、1つ1つの手順を実施しないことがどのような影響があるか、どういうことが起きるのかを具体的に学びます。そして、何よりも実践する、実物に触れることを組み入れています。

例えば、新しい研修センターにおいては、100mx4本の線路をつくっています。なぜなら、いつでも訓練ができるし、実体験を通して、より強い意識を持ってもらえるからです。実物に触れてもらう。列車を止める装置であり、線路であり。列車を止める装置などは現実に押すのは戸惑うんですね。押しても良いのかと。列車を止めても良いのか。皆様のスケジュールを狂わせても良いのかと。でも、装置を押すという体験を実際にすることにより、現実でも押せるようになるんですよね。このような「実践」を意識した研修がとても重要だと思っています。

Q4:

その中でもリーダー研修には感銘を受けました。リーダー研修の卒業生のお二人に会社の中での位置付け、そして、どんな研修か個人の体験も含めて教えてください。

なんて表現しようかな。

チャンスと言えるんじゃないでしょうか。
専門職で入社した方が総合職の方に追いつけるチャンス。年齢制限35歳まで与え続けてもらえるチャンス。

チャンスが与え続けられるってすごいですね。

でも、狭き門なのですか?

2,000-2,300名くらいから600名が受けて、約3%が選抜される流れです。

3%❗️それにしても、約30%の方が立候補するなんて素晴らしいですね。
そんな旺盛な参加からも、挑戦する風土が御社にあるのを感じます。

ちなみに、お二人はリーダー研修を受ける前はどんな風だったのですか?

私は、6年前は尖っていた(笑) 研修を受けて、角が取れたように思います。リーダー研修は、チーム毎に全社の課題が与えられ、2ヶ月半もの間、取り組んでいきます。私の場合、運転士をやっていたので、今までは一人職場が多かったんですね。でも、リーダー研修を通して、みんなで一つの目標に向かっていくという経験ができたこと、これはすごく大きかったと思います。私が特にリーダー研修で得たのは、仲間。系統を超える関係ですね。

川畑さんはいかがですか。

私は受ける前は、尖ってはいませんが、四角くらい(笑)

リーダー研修は、いろんなことに気づくことができた期間でした。私の場合は、運輸のことしか知らない状態でした。リーダー研修を通して、それ以外の会社の情報を学べたり、経営メンバーの熱い思いに触れることができたり。他部署のメンバーが選抜されて、場所を同じくして、1つの研修をするなんて本当に贅沢な時間だと改めて思います。リーダー研修の同期は、研修後もかけがえのない仲間ですね。

Q5:

そんなリーダー研修の中で、5年もご一緒させて頂いているわけですが、弊社(星崎)を何で選んでくださっているのですか

最初の印象は、社外講師らしくない社外講師でした(笑)。星崎さんの研修を受けた時に衝撃を受けました。私の社外講師の概念が崩れたというか(笑)今までの社外講師の方って、なんとか論を語っているっていう印象があったんです。

でも、星崎さんに初めてお会いした時、「やばいおっさんがきた。ジーンズできた。入ってくるところ間違ったに違いない。誰なんだこの人?」と、クエスチョンの連続だった(笑)

そして、研修が始まると、自ら積極的に参加しないとついていけないなと。あっという間に引き込まれて、とても刺激的でした。

確かに。確かに。研修って、ちょっと間違えると、机上の空論や、聞くだけになってしまうことが多いように思います。でも、星崎さんの研修って、自分の中で成長を感じることができる、とても残るんですよね。実際に、私たちも参加した研修生の評価を見ながら、星崎さんに依頼させて頂いています。研修センターの企画としても星崎さんなら大丈夫だよねと。

そんなふうに言われると照れくさいですね(笑)ありがとうございます。
それはそのまま次の質問に(笑)

Q6:

星崎の研修に参加してくださった受講生は、どんな変化が見られますか。

今回のリーダー研修でいえば、研修生が、研修後「場」を意識をしているなというのを感じます。自分達が常に「場」を生み出しているとは思っていなかったのですが、それを具体的に思うようになっています。リーダーとして「場」を創っていくということ。

研修生がですね、何年経っても星崎さんの話が出るというのがすごいと思います。また、研修を受けたいって言うんですね。

実際に、今回フォロー研修にも星崎さんにご登壇頂きましたが、カリキュラムを作った際に、社外講師って誰?って参加者が聞いてきたんです。星崎さんのお名前を伝えたら、とても喜んでいた。拍手で出迎えよう。みんなで場を創ろうって。こういう実践につながっているの良いですよね。

Q7:

他の研修会社様はそれぞれ素晴らしいところがありますが、弊社(星崎)が他の会社様とは違うなぁと思うところはどんなところでしょうか。

違うところだらけです。。。(笑)
どっから話せば。。。全部違います。。。

研修の雰囲気が違う。事務局からすると、研修の準備段階から違う。

こんなにどうやってやりましょうということを徹底的に話さないですよね。
準備段階の打ち合わせをこんなにやらない。具体的にどこに重点を置いてやりたい、参加する研修生はどんな風か、どんな課題感か、どんな気づきを与えたいか、どんなメッセージを伝えたいか、そこまでやってくれる。

最初から目的を一緒に握ってくれているので、研修の内容がその都度違う。目的が違うから、研修の内容も変えてくださる、普通に見えてすごいことだと思います。だからとても刺激があるのですよね。全く同じということがない。

ありがとうございます。皆さんが準備段階からサポートくださっているおかげです(笑)

<伊藤さん、駆けつけてくれる!>

伊藤さん、突然すみません!お忙しい中、ありがとうございます。他社さまと星崎の研修が違うなぁと思うところはどんなところでしょうか(笑)

突然(笑)真面目に答えますと・・・
一方的に教え込むのではなく、研修生の「気づき」を大切にして自ら発言したくなる「場」があることでしょうか。

「気づき」を大切に、自ら発言する場と表現して頂き、嬉しいです(涙)

Q8:

最後に、弊社(星崎)の提供する研修の場を一言で表すと?

「楽」
雰囲気が楽しい、学ぶことも楽しいと思う「場」があります。「らく」ではないんです。一生懸命に学んでついていくのもやっと。でも「楽」しい。

「遊園地」❗️
色々なアトラクションがあって、楽しいイメージ!
それぞれも楽しいし、ハラハラするし。突然、バンジージャンプさせられたり(笑)気が抜けない。

知的好奇心が掻き立てられる場、成長したいと思わせてくれる場❗️

みなさん、お忙しい中本当にありがとうございます。
御社のような人を大切にし、社会を基盤から支えている企業とご一緒できるのは本当に光栄です。ありがとうございました!

JR九州旅客鉄道株式会社
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